小石原焼・太田哲三窯から車で30分ほど、筑前の小京都と呼ばれ、美しい城下町が残る朝倉市秋月にその名も「秋月」という工藝店があります。
秋月城趾の入口に佇む素敵な建物。
お店に入るとたくさんの小鹿田焼が出迎えてくれます。店主の副島さんは窯出しの時には必ず小鹿田に出向き、ご自分の目で確かめて良いものを選んでいます。
小鹿田焼、小石原焼、有田焼など九州の器を中心に陶磁器・ガラス・編組品・染織品・木工品なども置かれています。お土産にもいいですね。
熊本・小代焼の器です。日常的に使える手頃な器ばかりです。
小代焼・井上泰秋さんの醤油差し。ぷっくりとした形、持ち手と注ぎ口のバランス、本体と受け皿それぞれの色の良さに一目惚れし、思わず購入しました。
高めの天井が心地よく、耳を傾けると野鳥川の清流の音が聴こえます。ずらりと並んだ小石原焼の向こうには庭を眺めながらお茶をいただけるスペースがあり、ゆったりとくつろげます。くつろぎながらも器が気になってキョロキョロ。
窓から射す光に輝くガラスは太田潤さんの手吹き硝子。関東ではなかなか一度にたくさん見る機会がないため、心躍ります。栓付き瓶やピッチャーも色々ありました。
紅葉の季節にはたくさんの人で賑わうそうです。福岡に行かれる際はぜひお立ち寄りください。