今月はじまった「つながる民藝」は、地元の人々に愛されるお店の料理を民藝の器にのせて写真を撮り、Instagramで投稿するという企画です。
ほんの一瞬で通り過ぎてしまう写真ですが、公開されるまでは少し時間がかかります。まずはどんな料理を撮影するか?を決めるためにお店に足を運びます。もやい工藝スタッフ尾上さんと一緒に、ドキドキしながら紹介していただいたお店へ。そのお店でオススメのお料理を食べ、どのくらいの大きさの器に盛られているか?いくつ器が必要か?どのような色合いの食材が使われているか?などをチェックします。お店の方に他のお料理についてのお話も聞き、撮影するものを決定します。
次はお料理に合ううつわ選びです。器はmoyaisかもやい工藝で取り扱っているもの、もしくは過去に取り扱っていたものです。撮影するお料理を想像しながら大きすぎず小さすぎないよう器を決めます。私はシンプルなものを選ぶ傾向があるので、尾上さんの料理が引き立つコーディネートにいつも新鮮さを感じています。先日の撮影ではやちむんと悩み、入荷したばかりの太田潤手吹き硝子工房の小鉢を使いました。
お店の方と相談しながら撮影当日を迎え、器をお渡しします。この瞬間のお店の方の表情を見るのがとても楽しみです。そしてさらに楽しみなのは民藝の器に盛られた料理が運ばれてきた時。まだ数回しか体験していませんが、お互いのコラボレートが実現したような嬉しい瞬間です。その後も何度か写真や原稿についてのやりとりを重ね、公開に至ります。
次回はどんな器での撮影が待っているのか?皆さんもぜひ楽しみにしていてくださいね。