小石原焼が入荷しました

久しぶりのブログ更新になってしまいました。

年明けなかなか入荷がなかったmoyaisですが、やちむんに続き小石原焼・太田哲三窯の器が入荷しましたのでご紹介します。

福岡県朝倉郡東峰村に窯を構える太田哲三窯。昨年の豪雨で近辺は大きな被害を受けました。11月に小石原を訪ねましたがまだ復興作業が進んでいないところも多く、大変そうでした。そんな時でも窯には人が絶えず、哲三さんと話に花を咲かせていて、たくさんの方に慕われている様子がうかがえました。

太田哲三さんは故太田熊雄さんの三男ですが、太田熊雄さんと言えば、小石原を代表する名陶工であり民藝運動に深い関わりのあるバーナード・リーチの指導も受けた方です。哲三さんはその太田熊雄さんの三男で、7年間親元で厳しい修行を積みました。昭和50年に分家して今の場所に築窯。熊雄氏の指導のもと、修行時代から多くの数物を作り続けてきた哲三さんの技術は現代の小石原を代表するものとなっています。現在は息子の圭さんとともに、素朴で温もり溢れる平穏無事な器を作り続けています。

今回入荷したものは定番のお皿やカップ類です。

我が家でも活躍している飛び鉋7寸皿。明るすぎず暗すぎない黄色が美しく、どんなお料理も引き立ててくれます。小鹿田焼と一味違う飛び鉋も趣があり、心温まるお皿です。

哲三さんと圭さんの定番、櫛描き皿。古くなったゴムの長靴などを加工した道具で模様を描いています。今回入荷したのは小さめの4寸皿。ちょっとお菓子を食べるのにちょうどよく、取り皿にもおすすめです。どの色も綺麗ですね。

こちらも定番の指描き皿。このようにスラスラと描けるのは相当な数を作ってきた証拠です。入荷したものはいつ見ても自然に描かれていて、職人技を感じます。青のほかに白と飴もございます。


カップ類はそばちょこと湯呑みが再入荷しました。どれも少しずつ縁の色や線巻きの様子は異なりますが、サイズはほぼ同じです。模様違いで使うのもおすすめです。そばちょこはカップとしても小鉢としても大活躍です。

今回初めて入荷した三彩豆皿。縁の点打ちがじんわり滲んでいて見ているだけで幸せな気分になります。焼成時の場所などにより灰色がかったものと黄味がかったものがございます。

こちらも初入荷の櫛描きフリーカップ。青と白の2色が入荷しています。そばちょこよりも縦に長く、カップとしてはもちろん野菜スティックやカトラリーを立てるのにも良さそうです。ビールも美味しく飲めそうですね。


一点ずつ入荷した蓋物と手付き鉢。どちらも焼き色がとても良く、太田哲三窯ならではの趣があります。

今回入荷したものはどれも美しく、撮影していて嬉しくなりました。
ぜひ商品それぞれのページで写真を詳しくご覧ください。

小石原焼・太田哲三窯(福岡県)

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