2017年12月にスタートしたmoyaisともやい工藝の共同企画「つながる民藝」は、地元の人々に愛されるお店の料理を民藝の器にのせて撮影し、Instagramで投稿する企画です。
逗子のデリ&カフェ「AID.KITCHEN」の郡山夫妻からご紹介いただいたお店は、鎌倉・由比ヶ浜のビストロ「shoobedooda」。郡山夫妻の情報では前菜・スープ・メインが食べられるとのことだったので、「フレンチのコース料理!?」と少し身構え、いつもより少しだけドレスアップして行きました(笑)。
由比ヶ浜大通り沿いにあるマンションの一部屋。いざドアを開けるとシェフの高橋規仁さんと、奥さまであり接客を担当されている伊津香さんが「本当に、本当に楽しみにしていたんです!」と笑顔で出迎えてくださいました。店内にはアンティークの家具や雑貨、カジュアルなテーブルと椅子、植物、ミュージシャンの写真。違う雰囲気のものが上手くミックスされています。予想とは違い、ヨーロッパの街角で大人たちがワイワイ集っているようなとてもリラックスできるビストロです。
食べたのは、ランチのおすすめメニューである「本日のSPECIAL PLATE」。前菜3~4種、スープ、パン、肉か魚のメイン料理、ドリンクがセットになっています。出てきたスープと前菜のプレートを見て、もやい工藝・尾上さんと目を合わせびっくり。盛り付けがとても美しいのです。お皿の上の小さな空間を縦に、横に、ナナメに使った立体的な世界ができています。
シェフの高橋規仁さんはこれまでDEAN & DELUCAをはじめとするいくつかのレストランやデリで、主に地中海沿岸料理を学ばれたそうです。フレンチでもイタリアンでもない「なんだかホッとするヨーロッパの大衆料理」。夜のメニューを見ても、ハンバーグ、パエリヤ、リゾット、パスタなど洋食屋さんのようなミックス感です。
撮影当日は、尾上さんがこれまでで最も多くの器をかごに入れてきてくれました(器の詳細はmoyais Instagramで間もなく公開です)。
グリーンピースのスープ・ミントのせ。
前菜はキャロットラペ、ホタルイカのフリッター、豚の煮こごり(ネルベッティ)、晩柑とヒラメのカルパッチョ。
メインは地魚(スズキ)のソテー。
その季節の食材にこだわり、作り置きは一切なし。手作りのデザートにいたるまで、お料理はどれも絶品で、一口食べただけで良質で新鮮な素材が使われていると分かります。
鏡になったワインメニュー。常時、赤白各10種類以上が揃っています。
shoobedoodaのHPに書かれているように、
「堅苦しいことはなしにして一人で本を読みながら、友達や家族とワイワイでも!
シュビドゥビでも、シャバダバでもいいんです 気軽に!美味しい!愉しい!場所 それが “シュビドゥダ” なんです」
本当にそんな雰囲気が感じられる場所。それもお二人の人柄ゆえでしょう。奥さまの伊津香さんは「はじめての接客業」とのことですが、それを一切感じさせない、気さくで皆を笑顔にしてくれるような方なので、女性が一人で食べに行くのも安心です。
その季節、その日にしか出会えない、高橋さんが即興で作り上げるお料理をぜひ多くの方に味わっていただければと思います。
もやい工藝からは歩いて20分ほど。美しい器と美しいお料理のハシゴもいいですね!shoobedooda&もやい工藝、ともにoz magazine 5月号に掲載されていますので、ぜひそちらもチェックしてみてください。GWはもやい工藝でやちむん展も開催中ですよ。
shoobedooda(シュビドゥダ)
神奈川県鎌倉市由比ヶ浜3-11-42
ライオンズマンション鎌倉由比ヶ浜yuigahama place 1F
0467-38-5840
https://www.shoobedooda.com/
@shoobedooda