鎌倉もやい工藝に今朝並んだ出西窯のうつわを見てきました。
出西窯は重ねずに焼くため、やちむんや小鹿田焼と比べ数が少なく、年に数回しか入荷がありません。さらにその中から良いものだけを選んでいるのでこれだけの量が店頭に並ぶことはなかなかありません。
出西窯でも最近は色々なタイプのうつわが作られていますが、もやい工藝に並んでいるのは久野恵一さんがプロデュースしたものをはじめとする、骨格がありてらいのないものばかりです。今日はmoyaisでも取り扱っているものを中心に撮影してきました。
縁に釉薬が巻かれた素朴な印象のシェーカー鉢です。松本民藝家具の創始者である池田三四郎氏がもっていた、アメリカ建国時のシェーカー教徒がつくった切立鉢を、久野恵一さんが見本として出西窯の多々納真さんに見せ、注文したものです。やさしい曲線に温もりを感じます。
こちらも自然な曲線が魅力的なマグカップ。色が違うだけでずいぶん印象が変わります。ハンドルの形が素朴で可愛らしいですね。
釉薬の濃淡とろくろを回した跡が手仕事であることを感じさせてくれるスープカップです。朝起きてこのカップでスープやカフェオレを飲んだらリラックスできそうです。コーンスープやミネストローネがより一層美味しそうに見えます。
深みのある呉須の色が美しい紅茶碗皿。内側のクリームがかった白との対比も綺麗です。
こちらはmoyaisでの取り扱いはございませんが、外側が素焼きのボウルも並んでいました。ひとつひとつ焼き色が異なり、見る角度によっても表情が変わります。
お皿も様々な色と形が揃っていました。
紫陽花の季節が終わり、少し落ち着きを取り戻した鎌倉。現在もやい工藝には出西窯のうつわをはじめ、小鹿田焼ややちむんなど様々なうつわが並んでいます。ぜひ足をお運びください。