平皿いろいろ

「平成30年7月豪雨」により被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
一日も早い復旧をmoyaisスタッフ一同心より願っております。

ちょうど一年前の豪雨により小鹿田焼の窯元がある日田市、小石原焼の窯元がある朝倉市が大きな被害を受けました。今なお復興に向けての取り組みは続いており、朝倉市ではボランティアの方々による床下の泥出しや土砂の撤去が行われています。小鹿田焼の里・皿山では土を砕くための唐臼が流されたり、採土場が崩れてしまったりと作り手の方々の生活に対する不安は続きました。最近になってようやく新しい唐臼が設置されましたが、この一年間作り手の方々を支えてきたのは毎日少しずつでも今まで通りに作ること。小鹿田焼の器が今まで通り必要とされていることだったそうです。「いつも通り」がどれだけありがたいことなのかが実感できます。

今回の豪雨でも岡山、島根、愛媛などmoyaisの扱う手仕事の生産地が心配されましたが、作り手さんたちは無事とのことでした。
moyaisでは、その土地で培われ、受け継がれてきた美しいものを残すため、引き続き日本各地の手仕事の品をご紹介していきたいと思います。

今日は最近入荷した3種類の平皿をご紹介します。ひとつめは砥部焼・梅山窯の縁白7寸皿。


スポンジ状の道具を呉須にポンポンと打ち付け、濃淡のある模様を施したお皿。縁の白とのコントラストが美しく、これからの季節にぴったりです。

砥部焼・梅山窯縁白7寸皿(愛媛県)

ふたつめは有田焼・大日窯の7.8寸リム皿。磁器の少し青みがかった白が涼しげでパンがよく似合います。


本当にシンプルですが、絶妙な縁の返しや裏側の形など手仕事ならではの美しさを感じられます。

大日窯・7.8寸リム皿(佐賀県)

みっつめは出西窯の線引7寸平皿。


クリームがかった白と、陶器ならではの素朴な土の雰囲気が美しいお皿です。縁の二本線がアクセントになり食べ物を引き立ててくれます。

出西窯・線引7寸平皿

一番デニッシュを食べたい!と思ったのはどのお皿でしょうか?
使う器によって同じものでも印象がだいぶ違います。ぜひお気に入りを見つけてみてください。

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