出西窯の端反鉢が入荷しました

とても久しぶりに出西窯の端反鉢が入荷しました。

現在では出西窯の定番となっている端反鉢。1990年前後に、縁がやや反った「はた反り切立ち型」の古陶をモデルに試作が開始され、その後も度重なる改良の末、現在の形に完成したそうです。

今回入荷したものは、手仕事フォーラム、そして鎌倉もやい工藝の創設者である故・久野恵一さんが生前出西窯に依頼した縁に釉薬を巻いた端反鉢です。出西窯の特徴であるクリームがかった柔らかい白に釉薬の色が重なり、美しい表情を見せています。

深さがあるのでサラダやおかずなど1~2人の分量を盛るのにちょうどいいサイズです。
釉薬の垂れ方はひとつひとつ異なりますが、そこが民藝の器ならではの面白さ。

ただシンプルなだけではない、骨格のある形は技術の高さを証明しています。
一度使うと手放せなくなる美しい暮らしの道具です。

出西窯のうつわ(島根)

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