写真は先日入荷した伊賀焼の土鍋です。
色は飴釉と青地釉の二色。サイズは7寸から9寸まであります。
実は私もこの土鍋、持っていませんでした。
もちろん商品ページには確かな情報を得て諸々注意事項を記載していますが、やはり自分で使ってみないと分からないこともありますので、
使ってみることに。
窯から届いた状態です。
いったんこちらの箱を全て開封し、検品後にお送りしています。
(土鍋のみのご注文の場合、箱は窯からの箱をそのまま使いますので、ご了承下さい。)
さて、こちらの土鍋、はじめて使う時には必ず、「目止め」という手入れが必要になります。
この土鍋はヒビが入ることによって強くなるのですが、漏れを防ぐために必要なのです。
目止めにはおかゆを炊きます。
その目止めをおこなおうと思った時、うっかり土鍋の外側も洗ってしまいました。
こちらの土鍋、底が水が濡れたままの状態で火にかけてはいけません。
ですので、一日置くことにしました。
すぐお使い頂く場合は、なるべく底が濡れないよう気をつけてください。
拭けば水滴は拭き取れますが、触ってみると、しっとりと濡れています。このままでは火にかけられません。
12/6追)ここまで気にしなくても大丈夫なようです。ただし、収納する時はかびたりしないよう、やはり気をつけましょう。
内側も水に濡らした時には、水を吸収してこのように色が変わります。乾けば元通りになります。
翌日あらためて、おかゆを炊きました。
残り物のご飯を鍋に入れ、お水を注いで火をかけます。
わりとすぐに沸騰して吹きこぼれるので中火ぐらいでも良いかと。
10〜15分ぐらいでおかゆが出来ました。
頂きます!
急激な温度の変化に弱いので、洗うのは少し置いてから。洗うのに、洗剤は極力使わないほうがよいですよね。
目止めが終わり、乾いた後。ちょっと分かりづらいですが、真ん中に軽いヒビが入っているのが分かりますでしょうか。このように、一回使っただけでヒビが入ります。
しかしこれまだまだ序の口です。もっとがっつりしたヒビが入りますので。
今回はいったんここまで。
次回には鍋を作ってみたいと思います。
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